解毒剤は愛情?!
By紫様
「1」
これは、哀ちゃんが元の姿に戻ってからの話である・・。
夏のある日、ここはアガサ邸・・・
哀ちゃんにある事件の事情徴収に来ていた美和子さんが誤って
「哀ちゃん、これ、ちょうだいね!」
「「肩こり内服薬(ようは、滋養強壮剤)」」 と思い飲んで仕舞ったドリンク剤・・・
実は ’’不妊症&不感症に悩む子供が欲しい夫婦のための新薬’’だったのである!
なにせ、その、試薬品( ’’不妊症&不感症に悩む子供が欲しい夫婦のための新薬’’)のパッケージは、
飲む人の精神的な抵抗を少なくする為に かなり、市販のドリンク剤に酷似して作ったものだったのだ。
しいて、似てないのは、パッケージの色位で、新薬名の下にちんまりと、
( ’’不妊症&不感症に悩む子供が欲しい夫婦のための新薬’’)
と、注意書きが書いてあったのだが
あまりにも喉の渇いていた美和子さんはそれに気付かず、
哀ちゃんが止める間も無く飲んでしまったのである。
そして真っ青に成った哀ちゃんと解毒剤を懇願する美和子さんの姿が其処には在った。
「ごめんなさい・・・解毒剤は、まだ無いの。この薬は新薬だから従来の’’不妊症&不感症解消剤の解毒剤は効かないのよ。」
と哀ちゃんが言った。
美和子は思った。
『博士は留守で3日は帰らないのでちょうどよかった。こんな事、恥ずかしくてだれにも知られたくないもの・・・。』と
それでも、解毒剤をあきらめる訳には行かない美和子さんは、解毒法を哀ちゃんにとにかく懇願したそして・・
「美和子さんは嫌かもしれないけど、方法はただ1つしかないわ。自分の最愛の恋人と薬が切れるまで、sexする事よ。!」
そう、仕事中の渉にこんな事、頼めない!自分が淫乱だと思われるのは嫌だし女のプライドだってある!
そう思い他の方法を哀ちゃんに尋ねたが帰って来た答えは・・・
「背に腹はかえられないわよ。!目暮警部には適当に言って3日間、
美和子さんと高木さん,私と一緒に居る事にしておいたから。」
そう言って、今度は、工藤邸を貸してもらう為に、いまは、ロンドンに住んでる工藤一家に電話をし、事情を話して、了解を得た。
そして、高木刑事を取り敢えず、アガサ邸に呼び出す電話をかけたのである・・・
「2」へ、続く・・・
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作者様後書き
初出稿ですが、5話位までに終われれば・・・と思っています。
志保さんが、哀チャンに成ってるのは、哀ちゃんが元の姿に戻っても
つい、哀ちゃんと呼んでしまうと言う 哀ちゃん=ニックネーム の設定です。
続きは、ゆっくりと書いて行きますので、気長に待っててくださいね。!!
1話は、設定&解説&経緯で書いたので、少しくどいですが・・・。
では、また・・・
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