むらさきの にほえる……


byドミ



(拾肆)最終章・我が妻ゆへに



「園子。本当に良かったね〜!」
「うん。蘭、ありがとう!」

 二人の女性がヒシと抱き合っている姿を、工藤新一伯爵令息は、複雑な面持ちで見詰めていた。


 風戸京介が、麻薬密売と人身売買の罪で捉えられてから、一週間が過ぎていた。京極真大佐は、園子を京介の魔の手から救ったとして、鈴木伯爵から正式に、園子の婚約者として認められるに至ったのである。
 いずれは、入り婿として鈴木伯爵の後継者になる事が、ほぼ決定したも同然だった。

 園子は、その嬉しい知らせを、真っ先に親友の元に届けて来たのだった。


「ところで服部。オメーの方は?」

 事後処理などの関係から、いまだ東京に留まっている大阪の友人に、新一は声をかけた。

「工藤、オレがどないしたんや?」
「オメーも、そろそろ身を固める決心はしねえのか?」
「な……か、和葉は、ただの幼馴染や言うんに!」
「……オレは別に、オメーの相手が和葉さんだなんて一言も言ってねえぜ?」


 新一に痛いところを突かれて、平次は憮然となった。

「服部。花の命は短い。あんま待たせてっと、他の男に手折られてしまうかもしんねえぞ。そうなってから後悔しても、遅いからな」
「工藤。えらい実感籠っとるけど、何や、姉ちゃんの前に、痛い経験でもあったんか?」
「バーロ。んなんじゃねえよ」

 新一は、少し離れた場所で、和葉や園子とお喋りをしている蘭を、優しい眼差しで見詰めた。
 もし、間に合わなかったら。それこそ、蘭を永遠に失ったかもしれない。それを思うと、今でも、胸が苦しくなる事がある。


「園子さんも、縁談が調ってから、随分綺麗になられた事」

 背後から、声が掛かった。

「母さん?」
「蘭ちゃんも、本当に綺麗になったし。和葉さんも、もっともっと綺麗になるわ。女は、愛し愛される事で、本当に美しくなるものよ。平次さんも、理解しておいた方が良いと思うわ。でないと、それこそ、『人妻ゆへに我れ恋ひめやも』な状態になっても、知らないわよ〜」

 有希子からからかい口調で言われて、平次は憮然となった。
 新一にとってこの和歌は、別の意味で心臓に悪い。一時的にでも、蘭を人妻と思い込んで恋い焦がれていたなど、生涯決して誰にも明かす事が出来ない秘密なのだった。

「心ならずも、愛する大海人皇子から引き裂かれ、最高権力者である天智天皇の妻とされて、それでも、大海人皇子と額田王は、深く想い合っていたのよね〜。あ〜、浪漫チックで、泣ける話だわ〜」
「水を差すようで悪いが、有希子。それは、おそらく史実とはかなり違う話だと思うぞ」
「父さん?」

 有希子に続いて室内に入って来た工藤伯爵が、語り始める。

「まあ、好き同士なのに権力に引き裂かれて……なんて、女性の好きそうなシチュエーションだが。その和歌は、宴の席で披露されたものだと言うし、何よりその頃、二人とも中年だ。密かに思い合っていたというより、かつては夫婦だった二人が、宴席を盛り上げる為に、自分のネタで歌を詠んだってのが、真実に近いと思うよ、私は」

 有希子は、唇を尖らせて抗議した。

「んもう!優作ったら、夢がないんだから!」
「はっはっは。まあ、その頃が今よりも、恋愛に大らかな時代だった事は、認めるがね。天智天皇も、後の天武天皇である大海人皇子も、后妃が沢山いた。一人の女人程度で、どうこうなるタマじゃない。第一、引き裂かれたってのが本当なら、天智天皇が亡くなった時に、額田王は大海人皇子の元に戻った筈だろう?」

 優作は、文学にも歴史にも造詣が深い。真実がなかなか分からない古代の事ではあるけれど、優作が言っている事は、かなり的を射ているのだろうと、新一は思う。

「それは!大海人皇子には、正妃になった天智天皇の娘・鵜野讚良皇女(うののさららのひめみこ=後の持統天皇)がついてて、意地悪〜く、睨みきかせてたからじゃないの!」
「おいおい。大海人皇子には、他に沢山の妃がいたんだよ?本当に正妃の鵜野皇女が、睨み効かせてたのなら、そんな事有り得ないだろう?」
「知らない!優作のバカッ!」

 有希子は、完全に機嫌を損ねて、膨れていた。優作が、宥めるように肩を抱き寄せる。

「有希子。古代浪漫なんか、どうでも良いじゃないか。私にとっては、女性は昔も今も、ただ一人だけだよ。もし私だったら、そんな和歌を未練たらしく詠む位なら、たとえ相手がお上であっても、お前を絶対渡さない。たとえ奪われても、奪い返して見せるさ」
「あ、あら……」

 有希子は赤くなり、たちまち機嫌が直る。
 平次と新一は、その様子をあっけに取られて見ていた。

「さ、さすがやな……」
「あ、ああ。父さんには、色々な意味で、まだまだ敵わねえと思うぜ」

 背中に汗を張りつかせて言いながら、新一は、「紫草の匂える妹を……」の歌に対してのイメージがガラガラと音をたてて崩れ、同時にホッとするものを感じていた。聞く度に心臓に悪かったのだが、どうやらこれで、この先その歌を聞いても、少しは落ち着いていられそうだ。


「新一!」

 蘭が、輝くような笑顔で、声をかけて来た。
 新一は、それに見とれ、一瞬声を失う。


「人妻ゆへに……ではなくて。我が妻ゆへに、だな」
「???いったい、何のお話?」
「ああ、いや。オレはオメーに、何度でも恋をするって、そういう話だよ」

 新一の気障な台詞に、蘭の顔が、真っ赤に染まった。それを見て、平次の目が点になる。

「素でああ言えるんが、怖いわ……息子の方も、親父さんに負けてへん思うで……」

 新一は、蘭に連れられてその場を離れてしまったから、平次のその呟きを聞いた者は、誰もいなかった。

「あ、ところで蘭。新出さんのところでは、ひかるさんが正式にドクトル新出の奥さんになったそうだよ」
「ホントですか!?わあ、良かった!」

 新一のもたらしたニュースに、蘭が大喜びしていた。

 ドクトル新出とひかるとには、蘭がとても世話になった事から、毛利男爵夫妻や工藤伯爵夫妻からまで口添えがあり、家柄の差を気にしていた新出家のお刀自(とじ)様(智明の祖母)も、とうとう折れ、二人の結婚を認めたのであった。

 蘭が心の底から智明とひかるの事を喜んでいる様子を、新一は笑顔で見詰めながら。蘭と智明との仲をずっと誤解していた自身を恥じ、心の奥で詫びていた。しかし、この事は、生涯誰にも語る積りはない。墓場まで持って行く新一の「秘密」である。

 ひかるも、かなりお腹が大きくなっているようだ。出産を前に、ひかるが智明の正式な奥方となった事を、新一も心から祝福していた。二人のお陰で、蘭は京介の魔の手から無事匿われたのだから。
 新一も、心からの感謝を込めて、蘭と共に、新出智明夫妻への祝いの品々を選ぶ事にしたのであった。


   ☆☆☆


 そして。
 善き日を選び、東京日比谷大神宮で、工藤優作伯爵の長男・新一と、毛利小五郎男爵長女・蘭の、結婚式が執り行われた。

 神前結婚式は、このところ急速に普及している、最新流行の式の形である。

 ちなみに、これより少し後の大正十二年九月、日比谷大神宮は、関東大震災で焼失してしまう事になる。以後、ホテルなどの結婚式場で、神社のご祭神を分霊して祭り、結婚式場で「神前結婚式」を執り行う事が主流になって行く。
 だがそれはまた、後の話。


 羽織袴を身に着けた新一と、白無垢を身に着けた蘭が、並んで立ち。
 神官が、まず最初にお祓いをする。

「……イザナギ大神筑紫(つくし)の日向(ひむか)の橘(たちばな)の小戸(おど)の阿波岐(あはぎ)原に御禊(みそぎ)祓い給ひし時に…………祓いたまえ清めたまえ……かしこみかしこみ申す……」

 そして、神官は、改めて祝詞を捧げる。お経と違い、古風だが日本語なので分かり易い。内容は、工藤優作伯爵長男の新一と、毛利小五郎男爵長女の蘭との、婚姻を神様に報告し、加護を願うというものであった。

 その後、巫女が盃に注いだ酒を、新一と蘭はそれぞれに、三回に分けて飲み干した。三々九度の盃の儀である。
 そして、新一が、既に紙に書かれている誓いの言葉を述べた。

 そして二人は、指輪の交換を行う。日本ではまだ珍しい「結婚指輪」を、双方の左薬指にはめた。
 二人で玉串を捧げ、柏手を打つ。

 そうした一連の儀式が終わると、神官から、列席者にお神酒が振舞われて、式次第は終了である。


「さあ、新ちゃん、蘭ちゃん、写真撮影よ!」

 有希子が張りきって声をかけた。
 白無垢姿の蘭が腰かけ、寄り添って新一が立ち、写真撮影が行われた。

 そして、神宮内の座敷に場所を移し、宴会が行われる。

「最近では庶民も神社での結婚式を行う人が増えて来たようですなあ」
「とは言え、お金がかかる。お金のない庶民は、なかなか……」
「上方でも、神前結婚式が流行りですわ」

 優作は、日頃親しくしている白馬警視総監や、この日の為に再度上京してきた大阪府警察部長・服部平蔵と、そういった会話を肴に酒を酌み交わしていた。

 一方で、新一はと言えば。

「はあ。さすがに、肩凝ったぜ」
「気障な工藤でも、儀式は肩凝るんか」
「うっせーよ、服部」

 さして長い時間でもないが、形式ばった儀式に疲れ果てて、宴会でようやく一息ついていた。


 元々日本では、床の間で花嫁を皆に披露し、宴会を行う事が、結婚の儀式のようなものであった。宮中ですらも、約束事・しきたりのようなものはあっても、ハッキリした儀式は存在していなかったのである。
 明治維新後、西洋列強からバカにされない為に、「近代化の一環として」キリスト教結婚式のやり方に習って出来たのが、神社で執り行う「神前結婚式」なのであった。


   ☆☆☆


 そして、夜になると、工藤邸の大広間で、やはり宴会が繰り広げられていたのだが。

「ちょ、ちょっと、新一!」
「あ?んだよ。オレ達は今日、神の御前で誓いを立てて正式な夫婦になったんだから」
「で、でも、お客様達が……」
「皆、酔っ払ってっし。この寝室は座敷から離れてっから、誰に聞かれる心配もねえさ」
「あ……あああん!」

 宴会を抜け出した二人は、早速に「新婚初夜」を過ごしていたのであった。

「蘭、最初の頃よりずっと感じ易くなってるよな……」
「いや!そんな事、言わないで!あ……あああっ!」

 どうしても、羞恥心が拭えない蘭だけれど。新一の愛撫に我を忘れて身悶えしてしまうのだ。

「蘭。他の男とは、ぜってーこんな事、するんじゃねえぞ」
「なっ……!」

 蘭が真っ赤になって怒り、手が飛んでくるのを、新一は受け止めた。

「何で、そんな事!わたしを、疑うの!?」
「……んな事はねえけど。オメーがあんまり魅力的で、あんまり感じ易いから、たまに心配になる」

 新一は真面目な顔で、言った。蘭の目から、大粒の涙が零れ落ちる。

「バカッバカッ!わ、わたしを、こんな風に変えられるの、あなただけなのにっ!新一だけなのにっ!他の男の人なんて、おぞましいだけなのにっ!」
「蘭、ごめん!悪かった。だから決して、オメーを信じてねえ訳じゃなくてだな……」
「あ、あの時、すっごく、嫌だったんだからっ!気持ち悪かったんだからっ!新一だけなのに!酷いよ!」

 蘭が泣いて訴える。風戸京介に襲われた忌まわしい記憶を思い起こさせたのだと新一は気付き、心底反省して、優しく蘭を抱きしめた。

「済まない……オメーがあんまり、可愛いから。綺麗になったから。だから……本当に、疑ってる訳じゃねえから。悪かった。ごめんな……」
「あ、あの時、呼んだのに!新一を、呼んだのに!新一は、た、助けに、来てくれなかったじゃないの、バカッ!」
「蘭……!」

 ああ、そうだったのかと、今更ながらに新一は理解して、衝撃を受けていた。そして新一は、ひっくひっくと泣き続ける蘭を、抱き締め、頬擦りした。

 蘭は、新一の為に、自分の身を守ったのだ。新一の為に、新一にいつかその身を捧げる日の為に、京介を殴って気絶させてでも、その身を任せなかったのだ。
 蘭の性格を考えるならば、もし、身分ある者から戯れにその身を乞われたならば、両親の事を考え、苦痛と屈辱に耐えその身を任せる道を選ぶであろう。
 けれど、蘭がそうしなかったのは、新一と出会っていたからだった。

「オレの為、だったんだな……その為にオメーは、純潔を守ったのか……」

 新一の言葉に、蘭が嗚咽を漏らしながら頷いた。

「愛してる、蘭、愛してる!たとえオメーに何があっても、オレの気持ちは揺らがねえけど。オメーが、オレの為に、その身を守ったってのは、すげー嬉しい」
「っくっ……新一……」
「ずっと、オレの傍にいてくれ。オレは生涯かけて、オメーを守るから……」

 抱きしめて、優しく囁いている内に。ようやく、蘭の気持ちが鎮まって来たようである。

「オレも、こんな事してえって思うのは、蘭だけだから。欲望を抱くのも、実際に触れるのも。この先もずっと、オメーだけだ……」
「新一……」

 蘭が、新一を見詰める。新一もまっすぐに蘭を見つめ、抱き締めて口付けた。
 蘭にはきっと、分かっていないだろう。蘭が新一の「妻」になってから、どれだけ綺麗になっているのか。どれだけ、男達を惹きつけてしまうのか。

 その夜、新一はいつにも増して狂おしく蘭を求め続け。室内には隠微な水音と喘ぎ声と甘い悲鳴が響き続けた。


   ☆☆☆


 日々は流れる。
 蘭はすっかり「工藤伯爵跡取りの妻」「若奥様」としての風格を身につけていた。
 可愛らしい純真な美貌と、優しさは、そのままに。客が来ても、堂々と対応出来るようになった。

 子供が出来ると、子供に対しては優しい母性を発揮した。母としての優しさ大きさが加わり、それでも、ピュアであどけない美しさをそのままに保っていた。

 見る度に、美しく変わっていく蘭を、新一は毎回、ドギマギして見詰める。


「我が妻ゆへに……」

 新一の口から今も時折、その言葉が口をついて出てしまう事がある。
 今は、れっきとした新一の妻。我が妻となった蘭相手に、新一は何度でも、繰り返し恋に落ちるのだ。



むらさきのにほえる…… 完


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<後書き>


このお話も、あと少しというところまで来ながら、最後を書くのに時間がかかり、申し訳ありませんでした。

さて、この話のタイトルにも使った、和歌ですが。
万葉集の数ある中でも、超有名な相聞歌です。

「あかねさす 紫野(むらさきの)行き 標野(しめの)行き 野守(のもり)は見ずや 君が袖振る  額田王」
大意:朝日が照らす、一面紫草が咲き誇る標野(天皇の御料地)を歩いていると。まあ、野守(御料地の番人)に見られてしまうじゃないですか。あなたったら、そんなに袖振って合図なんかしちゃって。

「紫草(むらさき)の にほへる妹(いも)を 憎くあらば 人妻故に 我れ恋ひめやも  大海人皇子」
大意:紫草のように美しく匂いたつあなたを、憎いと思っているならば。人妻だからと言って、私がこんなに恋い焦がれたりなどするものかね。


作中では、大海人皇子の返歌の方を、「新一君が、蘭ちゃんの事を人妻と思って苦しんでいる気持ち」に、シンクロさせる形で、出したのですが。

私個人は、この相聞歌は、引き裂かれた恋の苦しみを歌っているというよりは、洒落た大人同士のやり取りだと、思っています。
私のそういった考えについては、優作さんに代弁していただきました(笑)。

額田王の歌は、万葉歌人として超有名なだけあって、テンポも語調も良い、技巧的な歌ですよね。情景描写の壮大な美しさから言っても、とても「許されない恋の苦しみ」を歌っている感じはしません。
大海人皇子の方は、額田王の歌を受けてのものですが、歌の技量は、残念ながら数段落ちます。正直、歌の才能は、兄である天智天皇に敵わないような気がする。
だから、額田と大海人は引き裂かれたというよりも、一旦大海人の妻になった額田が、才気溢れる兄の方に、よろめいて惹かれてしまったんじゃないかなと、私は思っていたりする訳です(笑)。

はい、すみません、浪漫のかけらもない解説で。



当時の結婚式について。
「似非」大正浪漫なんで、多少のいい加減さは許されるかなと思いつつ、一応調べて参考にしました。
前にも書いたように、古来からあるように誤解されている(私も誤解してました)神前結婚式は、大正時代は「新しい、最新流行の結婚式」だったのでした。
その式次第は、さすがによく分からなかったのですが、「現代の神前結婚式」が、多分当時とそう変わっていないだろうと思い、流用しました。

誓いの言葉や、各儀式は、キリスト教式に倣って、神道方式に作り替えたもののようです。
結婚式の時に、神官が神様に申し述べる言葉には、「祝詞」と「祓詞」の二種類あり、ここに載せている文章は、祓詞の方です。祝詞の方は神社や神官によって作文されるので、色々と変わる事までは分かりましたが。その文章までは、手に入らなかったので割愛しました。



さて、主人公の新蘭について。

この話のコンセプトは、前にも書きましたが、「愛人!!!?生活」の逆バージョン。
新一君が、「蘭ちゃんが人妻である」という誤解をする、ってものでした。
話の構成上、誤解が解けた後の方が長くなってしまいましたが(苦笑)。

男女の違いがあるんで、体を重ねたら、「人妻」という誤解は解けてしまうってのが、ありますからね。


どうも私は、「自分のタブーギリギリ限界に挑戦」しながら話を作っているなあと、最近思います。
あくまでも、「コナンまじ快二次創作」におけるタブーですが。

蘭ちゃんが、本当に人妻であるとか、他の男に触れられた事があるとか、そういう話は、絶対、私には作れませんので。
新一君が「人妻蘭ちゃんへの懸想」に苦しんでのたうち回るとしたら、「誤解」させるしかなく。
でも、あの新一君が、さすがに簡単に「蘭ちゃんが人妻」という誤解をするとは思えないので、その背景を色々作ったら。
こういう話になってしまったと、いう事なのです。

蘭ちゃんの為に、必死になって焦る新一君の姿が、とにかく私の大好物なんで、これからも色々と、誤解させたり、焦らせたり、するかと思いますが。
そういった艱難辛苦を乗り越えて、幸せになってくれた2人の姿もまた、私の大好物なんで、最終的には、これでもかって位、甘くラブラブで締めたいと思っています。


途中かなり書くペースが落ちてしまいましたが、このお話をずっと応援して読み続けて下さった方達には、本当にありがとうございました。

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