恋の風林火山



byドミ



(6)火・想いは消える事なく、再び燃え上がる



一体、何が起こっているのか、私にはよく分からなかった。

彼に連れて来られたのは、小ぢんまりとした日本旅館。
彼が、受付で宿帳に名前を記入するのを、ぼんやりと見ていた。
書かれた名前に、私は息を呑む。


「大和敢助」
「大和由衣」


多分、宿の人に色々詮索されたくなくて、彼は私の事を「大和由衣」と書いたのだろう。
だとしても、それだけでも私は、嬉しい。


通された部屋は、古いが手入れの行き届いた、心落ち着く和室だった。
窓を開けると、日が陰りかけている為か、むしろ寒い位の風が入って来る。

「夕飯まで間がある。ここの露天は小さいが、いい湯だぞ。先に入って来たら良い」

敢助が、何でもないかのようにそう言った。


私は、敢助に言われた通り、露天風呂に行った。
夜の風はさすがに冷たいが、お湯にゆっくり浸かって温まる。

確かに、小ぢんまりしているが、良いお湯だ。
ここは、周りから見られる事なく、良い景色を眺める事が出来る露天だけれど、残念ながらもう暗くなって、何も見えない。
ただ、澄んだ大気の為に、湯気に霞んでいるが、綺麗な星空が眺められた。


湯船に沈んで、私は考えた。

ここに、今夜、2人で泊まる。
さすがに、単に「泊まるだけ」って事は、ないわよね。

一体、敢助は、何を考えているの?
その前に・・・敢助は私の事、どう思っているの?


ずっと傍に居たのに、敢助の事が分からない。
ううん・・・私に対しての気持ちだけが、分からない。

一時期は、敢助も私の事を想ってくれているのではないかと、考えた事もあったけれど。
もしかして、甲斐さんの事件を解決したら、その時は私との事を考えてくれる積りなのではないかと、期待した事もあったけれど。
でも、今はそれも、ただの自惚れ・思い過ごしだったんじゃないかという気がする。

だけど、今日の勘介の行動の意味は?
もしかして、今でも敢助を想い続けている馬鹿で哀れな女に、一晩だけの情けをかけてくれる積りとか?


これ以上浸かっていたら、のぼせてしまいそうだったので、私は湯船から上がり、更衣室に向かった。
鏡に映った自身の裸身を見詰める。
少しは、魅力的だと思って貰える体をしているだろうか?


『綺麗だよ、由衣』

突然、今まで忘れ果てていた筈の、義郎の声、義郎の愛撫を思い出す。

「あ・・・ああっ!」

私は、思わずその場にうずくまった。
馬鹿な由衣。一体、何を夢見ていたの?
敢助に愛される資格があるなんて、思っていたの?


私は、打ちのめされた気持ちで、部屋に戻って来た。
既に床が述べてある。
二つの布団がピタリとくっついて敷いてある様子に、私はクラリとなった。

「お、帰って来たか。じゃ、夕食を運んで貰おう」

私がお風呂に入っている間に、敢助も入浴を済ませて来たらしい。
敢助が電話をかけ、ほどなく食事が運ばれてきた。

山菜が中心の、素朴だが手の掛けられた料理が並ぶ。
けれど、せっかくのご馳走も、味がしなかった。

2人とも、殆ど喋らずに食事を終えて。
仲居さんが来て、食器を片付け、テーブルを端にどける。


「では、ごゆっくりお休みなさいませ」

仲居さんがそう言って、部屋を辞した。


敢助は、頼んでおいた熱燗を盃でちびりちびりとやっていた。
仲居さんが辞した後、おもむろに私に問いかけて来た。

「もう1回、風呂に入って来るか?それとも、今夜はもう、休むか?」

敢助の言葉に、私は思わずピクリとなった。

「酒でも酌み交わして、語り明かすのも、一興だが」
「語り明かす?敢助は、私と昔話をする為に、今夜、ここに?」
「・・・まさか。それだけの為に、宿を取る訳ないだろう」

私は、大きく喘いだ。

「お前次第だ。お前が嫌じゃなかったら、今夜、お前と・・・」

敢助が私を見詰める眼差しは、真剣で。
私の体に震えが走る。

「由衣・・・やっぱり、嫌か?」

ああ。
初めて、私の名を、呼んでくれたわね。

私はかぶりを振った。
どうして、この人は、妙に強引なクセに、女の気持ちが分からないのだろう?

「嫌じゃない、嫌じゃないわ。けど。敢助は・・・」
「ん?」

どういう積りなのか、私の事をどう思っているのか、この期に及んで、私は聞けない。

「こんな、汚れた女を・・・抱きたいって思うの?」

もう少し他に言いようがあっただろうに、私の口を突いて出た言葉は、それだった。
敢助の眼差しが、射るような怖いものに変わり、私は思わず体がすくんでしまった。


次の瞬間、私は敢助の腕の中に居て、強い力で抱き締められていた。

「い、痛い・・・敢ちゃん、離して・・・」
「離さない。・・・もう、離さねえよ!」

敢助に、切羽詰まった声でそう言われて、私の体から力が抜けた。


蒲団の上に横たえられて。
帯が解かれ、浴衣の袷を広げられ、私の体が露になる。
下着も取られ、生まれたままの姿になった私を、敢助がじっと見詰める。
敢助の射るような眼差しに、私は「灯りを消して」と頼む事も忘れ、身動きもままならない。

好きな男性に、自分の体を晒すのが、これほどに恥ずかしい事だと、初めて知った。
私の体は、羞恥に強張り、震える。

敢助が浴衣を脱ぎ捨てた。

「あっ!」

敢助のものが、欲望を露わにしていて、私は小さな悲鳴をあげる。
何となくだが、敢助が私に対して、欲望を抱く事があるなんて、想像もしていなかったのだ。

敢助の逞しい胸板と腕に抱き締められ、唇が塞がれた。

「ん・・・!」

素肌の触れ合いが、こんなにも、心地良いものだって、初めて知った。
口付けがこんなにも甘いものだって、初めて知った。

敢助の求めは激しく、私は翻弄される。


「ああん・・・はああっ!」

敢助が私の体に触れる度に、そこが熱を持ち、電流のような快感が体を走る。
我を忘れる快感に、私はいつの間にか、高く甘い声をあげていた。


義郎に、数ヶ月かけて慣らされて、ようやく少し性行為で「感じる」という事が分かったような気がしていたけれど、とんでもなかった。
好きな男性に抱かれるって、こういう事なんだ。
思考力も何もかも、溶けて吹っ飛んで、私はこれ以上ない位、淫らに乱れて、身をくねらせながら、あられもない声をあげる。


「由衣!由衣!」
「ああん・・・敢ちゃん!」

私のそこからは、熱く滴り落ちるものがあった。
濡れるって、こういう事なんだと、私はまた新たな発見をする。


敢助の熱く固いものが私の中に押し入って来た時、気も狂わんばかりの快感に、私は背中を反らせ、必死で敢助にしがみ付きながら、高い声を上げた。

ふいに、私の頬が濡れた。
私の目から、涙が溢れて流れ落ちたのだ。
敢助が、繋がったままに動きを止めて、私の顔を覗き込んだ。

「由衣!?何を泣く!?」
「う・・・私・・・初めてを・・・敢ちゃんに・・・あげたかった・・・」
「由衣!?」
「義郎の・・・事・・・嫌いじゃなかった・・・けど・・・辛かったよ・・・」


今になって、分かる。
幾度もの行為に、少しずつ慣れたものの、私は、義郎とのセックスは、苦痛だった。

敢助が戻って来なくて、義郎と何年も連れ添って、そうしたらいつか、義郎との行為も、苦痛ではなくなったかも知れない。
けれどきっと、こんな風に「感じる」とか「歓ぶ」とかいう感覚とは、程遠かっただろうと思う。


敢助が、そっと唇で私の涙をぬぐった。

「由衣。お前は、綺麗だよ。どこも、汚れてなんかいない」
「敢ちゃん?」

私は、目を開けて敢助の顔を見た。
優しく、熱のこもった眼差しが、私を見詰める。

「何もかも、俺の不徳の致すところだ。俺が不覚にも、雪崩なんぞに巻き込まれて行方不明になったりしたから。いや・・・それよりも、もっと早くに、お前とこうしていれば良かった」
「か、敢ちゃん・・・!」

思いがけない言葉に、私の心は歓喜に震え、私の目から、再び涙が溢れ出した。
敢助が再び私の涙をぬぐう。

「お前は、どこも汚れてなんかない。それに・・・もう二度と、他の男に触れさせたりはしないから・・・だから、泣くな」
「敢ちゃん・・・」
「もう、絶対に、お前の傍から離れない。お前を離したりしない。だから、もう泣くな」

どうしよう。

泣くなと言われて、嬉しくてたまらないのに。
私の目からあふれる涙は、とどまるところを知らない。

「・・・愛している・・・」

敢助が、私の中で動き出す。
愛し愛される人との行為が、どれ程に嬉しく幸せな事なのか。
心も体も、私は歓喜に震えて声を上げた。

そして、敢助が、私の奥で熱いものを放った時。
私は初めて、絶頂を迎えて、敢助の背中に爪を立てた。


   ☆☆☆


「おはようございます」
「おはよう。・・・上原君、例の不味いコーヒー、淹れてくれないか?」
「はい」

連休の後。
私は何事もなかったように、署に顔を出した。
結局、あの後、お互いに離れがたく何度も交わった挙句、宿に連泊して、今日は早朝に宿を立っての出勤である。

敢助とは一応別々に来て、彼の方が先に出勤していた。

私は今朝身支度をした時、襟元にいくつも赤い痣が散っているのに気付いた。
ファンデーションを重ね塗りして・・・何とか隠れているわよね?


いつもと変わらない、警察での仕事が始まって。
皆も、いつもと変わりない態度で接して来ていた。



実は、敢助が、墓参りを口実として、私と2人分の連休をもぎ取っていた事を、私以外の皆は知っていたとか。
敢助は、皆に見咎められるのを重々承知の上で、敢えて私の襟元の「隠れない場所」に印をつけていた事とか。
そして、ファンデーションでは完全に隠し切れず、バレバレだったとか。

そういった事を、私が知ったのは、かなり先の事であった。


   ☆☆☆


それから、更に月日が流れた。
連続殺人事件で、「夫」を亡くして1年後。
私は、「大和由衣」になっていた。

夫婦で同じ部署に勤める事は出来ないから、異動になったけれど、私は変わらず警察官として働いている。


お盆の時期、夫の敢助と共に2日間の休暇を取った私は、2人が結ばれた旅館を訪れていた。


今日は、早い時刻に旅館に到着したので、まだ明るい時刻に、露天風呂へと向かった。
どうやら、先客がいるようである。
私は、内風呂で体を洗うと、露天風呂の方に向かった。

「景色が綺麗よねえ」
「せやなあ。男女別風呂で残念やったなあ、蘭ちゃん?」
「ええ!?和葉ちゃん、何て事言うのよ!?混浴なんて、私!」
「せやけど、工藤君と2人で入りたかったんちゃう?」
「だって!新一だけなら良いけど、他の人に見られたら!」

なかなかに美人でスタイルの良い2人の女の子だけど、まだ若そうだ。
大学に入ったばかりか、ひょっとしたら高校生かも知れないと思う。

それにしても、まだ若いのに、彼氏と2人でお風呂に入る話、ねえ。
でも、きっと彼女達は、好きな相手と初めてを迎えられて、幸せなんだろうな。
私は、今は敢助の愛に包まれて、昔の事を思い出す事もないけれど、それでも、初めてを敢助にあげられなかった事はやはり残念に思っている。


2人が、気配に気付いたのか、私の方を振り返り、目を見張った。
あら?この子達、どこかで・・・と思う間もなく、声を掛けられた。

「もしかして、由衣さん?虎田家の・・・」
「あなた達は!去年、事件の時にここに来た!」


そう、2人は。
色黒の高校生探偵服部平次君が連れていた遠山和葉ちゃんと、毛利探偵が連れていた娘の毛利蘭ちゃんだった。


「うわ、奇遇やなあ!」
「あなた達、旅行でここに?」
「え。ええ、まあ」
「2人で?」

真っ赤になって俯いた姿を見ると、2人だけでって事はなさそうだ。

「由衣さんは、お1人でここに?」

蘭ちゃんに切り返されてしまい、今度はこっちが赤くなった。

「い、いえ・・・夫と・・・2人で・・・」
「あ!じゃあ、大和刑事と再婚されたんですね!」

蘭ちゃんがぱあっと花開いたように笑って言ったので、私も微笑んで頷いた。

「で?あなた達は、それぞれの彼氏とグループ旅行なの?」
「ええ、まあ・・・」

今度は、蘭ちゃんと和葉ちゃんが、真っ赤になって俯いた。

「和葉ちゃんの彼氏は、あの時の高校生探偵?」

和葉ちゃんが、更に真っ赤になって、頷いた。
ああ、良かった。
初恋を実らせて、無事、上手く行ったのね。

「蘭ちゃんの彼氏さんは?」
「あ・・・えっと・・・」

蘭ちゃんが口ごもり、和葉ちゃんが隣から言った。

「蘭ちゃんの彼氏は、蘭ちゃんの幼馴染で高校生探偵の、工藤新一君なんや!」
「工藤君?聞いた事があるわ。確か、服部君とは、『西の服部東の工藤』と呼ばれている・・・」
「せやせや、その工藤君やで!」

工藤君は、1年前の時に来ていなかったし、会った事がないけれど。
この蘭ちゃんが、こんな幸せそうな顔をして微笑むのだから、きっと、服部君に負けず劣らず、良い子なんだろうな。


3人でお風呂を出て、お喋りしながら廊下に出ると。

「あ!」

若い男の子2人組と、バッタリ出会った。
1人の色黒の子は、見覚えがある。
昨年来ていた、高校生探偵の服部平次君だ。
とすると、もう1人は、工藤新一君ね。
なかなかに、見た目も綺麗な子だわ。

「由衣さん・・・」

そう呼んだのが、工藤君の方だったので、彼と初対面の筈の私は驚く。

「あら。私の事、どうして知っているの?」
「あ!や、そ、それは!」
「ん?それは?」
「ぼ、ボクが、優秀な探偵だからですよ!」

何だか知らないけど、誤魔化されたわね。
蘭ちゃんが小さく「バカ」と呟いたのが聞こえた。

「平次、工藤君。由衣さんは、大和刑事と再婚して、ここに来てるんやて!」

和葉ちゃんが弾んだ声でそう言った。

「それは!おめでとうございます」

間髪を入れずに言ったのは、工藤君。
いや、だからね。君とは初対面でしょ?
何だか調子が狂うわね。

「あなた達も、無事、あの頃の思い人とお付き合いしてるって訳ね」
「あ。オレと蘭は、付き合ってる訳じゃ・・・」

工藤君が言ったので、私はちょっと腹が立って来た。

「あのね、照れるのは分かるけど、女の子に恥をかかせちゃ駄目でしょ!ちゃんと潔く認めてしまいなさいよ!」
「あ、い、いや、そういう意味じゃなくて。その・・・」

今度は工藤君が赤くなって俯く。
服部君が、笑って工藤君の肩に手をかけた。

「工藤、そこまで言うたんなら、全部言わんかい。相手は警察官や、ベラベラ他人に喋ったりせえへんやろ」

???
話が見えない。
すると、蘭ちゃんが、消え入りそうな声で言った。

「あ、あの・・・私、今は、毛利蘭じゃなくて、工藤蘭なんです・・・」
「え!?」
「オレの18歳の誕生日に、籍を入れたから」

今度は工藤君が、小さな声で言った。
私は驚いたが。
微笑ましい気持ちにもなった。

この子達の真剣な想いを、親も認めてくれたって事なんだから。

「ま、あれやな。疾きこと、風の如くで、行動した結果やな」
「動く事、雷霆の如くで、おっちゃん相手に一歩も引かへん迫力で、迫ったんよね」

服部君と和葉ちゃんが、からかうような、けれど優しい眼差しで2人を見て、言った。

「服部君達の方は、どうなの?」
「あかん。親がまだそこまで許さへんし、何よりオレがまだ18になってへんから、無理や」

服部君が即座に答えた。
って事は、真剣だし「その気はある」って事よね。

「へ、平次・・・」

多分、服部君は普段、人前で滅多にそう言った事を口にしてくれないのだろう。
和葉ちゃんが真っ赤になって俯いた。


   ☆☆☆


部屋に戻って、夫の勘助に、4人の話をすると。
夫は、興味がなさそうに黙っていた。

「あなたの事だから、高校生のクセにとか、言うのかと思ったのに」
「・・・オレには、そんな事を言う資格はねえ」
「そうなの?」
「動かざる事山の如しで、結局、惚れた女に辛い思いをさせたんだ。それに・・・」
「それに?」
「俺が彼らと同じ年の時、お前はまだ、小学校6年生だったよな」
「え?うん、そうね・・・」
「まだ小学生のお前に、俺は・・・」


私は、敢助が何を言いたいのか分からず、首を傾げたが。
敢助は、苦笑して、その先を語ろうとはしなかった。


何となく、敢助がなかなか行動に出られなかったのは、あの子達と違い、「年の差があった」のも大きいのかも知れないと、私は思う。


その夜の夫の求めは、激しかった。
あの子達も、それぞれの部屋で、情熱をぶつけ合っている事だろう。

それぞれに、幼馴染で、想いを積み重ねた年月は長いが。
それぞれの想いは、「知り難きこと、陰の如く」で、長い事秘められ続けていた。
ようやく想いが通じ合ってからは、まだ日が浅いからもあるだろう、それぞれの想いはまだ、「侵掠すること、火の如く」で、燃え盛るように激しい。


敢助の腕の中で、全てを委ねて溺れてしまいながら。

私達も、彼らもそれぞれに。
色々な、辛い思いや過去も、全ては思い出に変えて。
人生を何十年も共にした後、「徐(しずか)なること、林の如く」の、穏やかな老夫婦になれたら良いと、思った。


<終わり>


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<後書き>

あうあう。やっぱり、新蘭快青以外のベッドシーンは、照れるわ。(ベッドじゃなく布団でしょ、という突っ込みは、無しよ)

由衣さん一人称で書いた所為もあるでしょうが、これ書いている間は由衣さんにシンクロしてしまって、ずっと辛かったんですよ。
で、愛する男性に抱かれて全てが浄化されるという第6話を書いて、ようやく私も、楽になれました。


最後に、新蘭平和を登場させたのは。
せっかく、あそこで関わった4人だから(新一君は姿が違うけど)、幸せになった大和刑事夫妻と、出会わせたかったんですね。
や、まあ、私が新蘭贔屓ってのも、大きいですけど。
18歳になるのと同時に新蘭入籍ってあたりも、その頃には平和が無事恋人同士になっているという部分も、全部私の願望捏造ですが(笑)。

一応、最初の時点から、「全6話にして、風林火山雷陰をそれぞれのサブタイトルに出来たら良いな」と考えてはいたんですけど。
今回、サブタイトルをどう割り振るか、結構悩みました。かなり苦しい部分もありますが、ご容赦を。

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