一週間〜ハニーウィーク〜



byドミ



<エピローグ>


「ん・・・はあ・・・しん・・・いち・・・」
「くうっ・・・蘭、蘭!」

夏の強烈な日差しの中、古い洋館の2階の部屋で。
ガンガンにクーラーがきかせてあり、寒い位の筈なのだが。

睦み合う男女2人は、融けそうな熱さの中で、汗を滴らせていた。
ベッドが壊れんばかりに軋み、荒い息遣いと嬌声が響き。
絡み合い繋がり合って激しく動く2人は、限界が近い。

「蘭・・・中に出して、良いか?」
「う、うん・・・あっ・・・ああああああっ!」
「くううっ・・・はあっ・・・蘭!」

女が男にしがみついて絶頂に達するのと同時に、男は女の奥深くに自身の熱を吐き出した。

ややあって、男は力を失った己を女の中から引き抜いた。
繋がっていたところから、2人の体液が混じり合ったものが流れ出す。
男は、女に腕枕をしながら横たわり、2人は微笑み合った。


2人は、この家の主である工藤新一と工藤蘭。
2ヶ月前に出会い、出会ってすぐに夫婦になった2人である。

この寝室は、新一が昔から使っていた部屋で、セミダブルだったベッドを買い換える事もなく、そのまま2人の寝室に変わっていた。


既に法的には正式な夫婦となっている2人だったが、「結婚式披露宴」は数日後に控えていた。


昨日、蘭は今迄勤めていた会社を「寿退職」した。
結局、短大卒業後就職してから1年半も勤めなかったわけで、それに関しては色々言われたけれども、それは仕方がない事と諦める事にしていた。

蘭としては、やはり「一旦就職したからには、最低3年は」という思いがあったけれども。
職場恋愛をしていた高梨との破局(蘭の意識ではそうではないけれども、傍からはそう見える)と、別の男性と急遽結婚するという事が、職場の秩序を乱すような気がして。
結局、退職する道を選んだ。

今後蘭は、事務的な事や秘書的な事をこなして、新一の仕事を手伝って行く積りである。


今日からは、新一も大学が夏期休暇に入っていた。
卒論などの準備はして行かなくてはならないが、既に探偵という「仕事」をしている新一の場合、「就職準備」が不要である。
但し、探偵という仕事がいつ入って来るのか分からない為、暇というわけではない。


「んもう!昨夜もしたのに、朝っぱらから、こんな・・・」

蘭がちょっと口を尖らせて言った。

「たまには、良いだろ?2人ともこのところずっと忙しくて、あれ以来、お日様の下で蘭を愛する事も出来なかったんだからよ」

新一が悪びれずにそう言って、蘭は赤くなった。

新一と蘭のその行為は、よほどでない限りほぼ毎晩の事ではあったが、流石にあの旅行の時のように、仕事などに煩わされる事なく昼夜関係なく睦み合う事は無理だったのだ。


初めて結ばれた数日間、2人は避妊をせずに何度もその行為を行ったが。
結局、旅行から帰って数日後には、蘭の月のものが始まった。
2人は、ガッカリしたようなホッとしたような、複雑な気持ちであった。
小五郎も、子供の話がガセであった事を知ると、ホッとしたような寂しそうな複雑な表情をした。

それ以来何となく、途中からゴムを着けたり外出ししたりの、中途半端な避妊を行っていたが。(子供が出来ても良いと思いつつ、悪阻で結婚式を迎えるのは、という気持ちもあったので)
今日は、結婚式を数日後に控え、もう大丈夫だろうという判断もあり、久し振りに新一は、蘭の中に自身の熱をそのまま吐き出したのであった。

「って事で、仕込みもう一発」

新一の言葉に、蘭が真っ赤になって、枕を振り上げた。
その瞬間。


「・・・新一。お呼び出しよ」

新一の「初期設定のまま」になっている、携帯の着信音が、鳴り始めたのだった。
新一は、蘭からの電話・メールだけは区別出来るように着信音設定をしていたが、他は面倒がって全て「初期設定」のままにしている。
新一は、枕元にある携帯を取る。

「はい、工藤で・・・目暮警部?はい、はい。すぐに伺います」

蘭は、ちょっと溜め息をついた。
別に、新一が呼び出されるのが、嫌な訳ではない。
これは新一の仕事なのであるから。

「事件なの?」
「ああ。蘭、続きは帰ってからな」
「んもう!スケベっ!」

新一は蘭の投げつけた枕をひょいと交わし、ははと笑いながら、手早く下着を着ると身支度の為に部屋を出た。
蘭も、手早く室内着を身に着け、コーヒーとパンの準備をする為に階下に降りる。

「・・・電話が鳴ったのが、真っ最中じゃなかっただけ、ましかな?」

コーヒーメーカーをセットしながら、蘭はついそのような事を考えて、1人で真っ赤になっていた。

蘭は、新一の求めに呆れたような事を言いながら、本当は決して嫌ではない。
むしろ、新一とひとつになって上り詰めるあの瞬間を待ち望んでいる、そういう自分を蘭は自覚していた。


新一は、テキパキと身支度を整え、パンとコーヒーを胃に流し込むと、

「じゃあ、行ってくる」
「行ってらっしゃい。気をつけて」

蘭に軽い口付けをおとして、出かけて行った。
蘭は笑顔でそれを見送り、家に入って玄関のドアを閉めるとふうと息をついた。



夫婦になったからとて、四六時中一緒にいる訳ではないし、一緒にいてもただただ愛し合うだけという事が出来る訳でもない。
新一と蘭の気持ちは、最初の出会いからいささかも減っては居ない、むしろ愛情は深まっていると思うし、とてもラブラブで幸せな生活を送っていると思うけれど。


「やっぱり、あの日々は、特別だったのね・・・」

2人、ずっと一緒だった、何度も愛を交わし合った、世界には2人だけしか存在しなかったあの数日間、あれは、「特別な日々」だった。


甘くて甘くて蕩けそうで、けれど、いつか終わりが来そうな恐怖感を抱いていた、どこか切ない危うさをはらんでいた、そういう一週間。

結局、2人の日々に終わりは来ずに、生涯を共にする事を誓って、今は安心出来る温もりに包まれた、幸せな日々を過ごしている。
2人は出会ってまだ2ヶ月しか経っていないのだから、「永遠が保障されている」と楽観出来るものではないけれど。
それでも、今はあの時に感じていた切ない思いや危うさは、すっかり陰を潜めていた。


初めて男性を愛する気持ちを知り、片思いの切なさを知った。
破瓜の痛みを知り、性行為の快楽を知り、愛する人と肌を合わせひとつになる歓びを知った。
そして、愛する人から愛される幸せを知り、身も心もひとつに融け合う至上の幸福を知った。

あの激情の数日間。
今はその激情は表面上おさまり、穏やかに日々を暮らしているようだけれども。
決して、気持ちが小さくなった訳ではない事を、蘭は感じている。
もし何かあれば、見た目には穏やかさを保っている薄膜を破り、激情が顔を出すだろう。


「新一・・・無事に帰って来てね・・・もしもの事があったら、私・・・」


蘭の魂に深く刻み込まれた新一の存在は、もはや決して小さくなる事がない。
幸せに暮らしながらも、時に訳もなく不安に苛まれる事もある。

新一と知り合う前には、新一がいなくても日々を充実して生きて行けたのに。
今となっては、新一を失う事など、もはや考えられない。
想像したくもないけれど、もしそうなってしまえば、自身が千切れる程の、いやそれ以上の衝撃を受けるであろう。



そして。
突然、電話が鳴った。



   ☆☆☆



携帯電話全盛の感がある今日この頃、家電が鳴るというのは、かなり悪い事態のような気がする。


「新一っ!」

蘭が息せき切って警視庁に駆け込むと、新一と、捜査1課の面々は、目を丸くして蘭を見た。

「蘭?一体、どうしたんだ?」

問う新一の声は、別に何が遭った風でもなく、不思議そうで。
蘭は、へなへなとその場に座り込んだ。
安心した途端に、涙がほろりと頬をすべり落ちて行く。

「ららら蘭!?」
「良かったあ〜。新一が怪我したって聞いて、私・・・」
「怪我!?オレが?」

「ご、ごめんなさい、蘭さん。誤解招いちゃったようで」

そう言ったのは、捜査1課の女性刑事・高木美和子である。

「佐藤く・・・あ、いや、高木君、どういう事かね?」

目暮警部が、部下の女性刑事に尋ねた。
先頃、結婚して佐藤から高木に姓が変わったばかりの女性刑事が、済まなそうに言った。

「いえね、工藤君が犯人の逃走を阻止しようとした時、犯人と揉み合う内に持っているナイフで切りつけられて、上着が滅茶苦茶になったでしょ?工藤君本人には傷一つ無いけど、着替えを持って来て貰った方が良いかと思って電話したんだけど・・・」
「す、すみません、佐藤・・・あ、いえ、美和子刑事。私が最後まで聞いてなかったから、ですよね」

蘭は恐縮しながら新一を改めて見た。
新一の上着は、今朝方着て行ったものと異なっている。おそらく借り物なのであろう。

「ごめんなさい・・・結局、肝心の上着を持って来てない・・・」
「良いさ、そんな事。ごめんな、心配かけて」


蘭は俯いて手をギュッと握り締めた。
新一に怪我はなくとも、ナイフを持った犯人と揉み合ったのは事実である。
尋常ならざる運動神経を持つ新一だからこそ、怪我をせずに済んだのだが、それでも、今後も危険は付きまとう。

蘭の父親である毛利小五郎も、ひやりとする場面には何度も遭遇していた。
小五郎も並々ならぬ運動神経は持ち合わせているので、何とか大怪我はせずに澄んでいるけれど。

探偵という仕事をしている父親と夫を、蘭は誇りに思っているけれども、危険が付きまとう事も、理解はしていた。


気付くと、蘭はふわりと新一に抱き締められていた。
警視庁の面々は、顔を赤くして微妙に視線を泳がせながら、2人の邪魔をしないように口を閉ざしている。


「蘭・・・オレは・・・」
「うん・・・新一・・・分かってる、分かってるの。新一は危ない目に遭っても生き延びようと努力するだろうって。でも、探偵の仕事をしていれば、気をつけていたって危ない目に遭遇するのは、仕方がないんだって」
「蘭・・・」
「新一。私、昨日で仕事を辞めたから。これからは、新一の仕事のお手伝いをするんだから」
「ああ」
「だから・・・私も連れて行って・・・」

一瞬、新一が息を呑んだ。
そして、大きく息を吐き出し・・・蘭の体を少し離して、顔を覗きこんだ。

「もし、子供が出来たら、妊娠中はそういう無茶は無しだぞ?」
「うん」
「・・・これからは、仕事上でもパートナーだな。フォロー宜しく、奥さん」

話が一段落した頃合と見て、目暮警部が咳払いをした。

「あー、工藤君。君はおそらく、事情聴取には立ち会う気がないだろう?残務処理は、こちらでやって置くから」
「お手数かけます、警部」

「それにしても、今こうやって見ると、本当にお似合いで、一緒に居るのがごく自然に見える2人だけど。2ヶ月前に『結婚した』って話を聞いた時には、驚いたわねえ。いつの間にお付き合いしてたの?」
「美和子刑事、それは内緒です」

新一が、マダムキラーと呼ばれる笑顔で、そう答えた。
蘭には、新一のこの笑顔が、ポーカーフェイスの一種である事が、もう分かっている。

確かに、出会った次の日にエッチして、数日後には籍を入れたなど、おいそれと言える事ではない。



それにしても。
小五郎は元刑事で、今も探偵として警視庁のメンバーとは関わりが大きいし、新一は高校時代から探偵として警視庁の特に捜査1課とは関わって来た。
そして、小五郎と英理と、新一の母親である有希子は、高校時代の同級生で友人で。

新一と蘭は、共通の知人が多かったにも関わらず、ずっと出会っていなかったのが、不思議であった。


「結婚式には、残念ながら私は仕事で出席出来ないけれど。渉君は都合がつく筈だから」
「ええ。お2人共に出席頂きたかったけれど、仕方がないですね」

そして、新一は蘭を連れて、帰宅する事になった。



   ☆☆☆



日が大きく傾いているが、まだ「昼間の時間」である最中に。
工藤邸の2階では、朝と同じ光景が繰り広げられていた。

「ああっ・・・しんいちぃ・・・」
「蘭・・・蘭・・・愛してる、愛してるよ!」
「ああ・・・新一・・・私も・・・はああん!」

新一は、激しく蘭の奥を突き上げると、大量に熱いものを吐き出した。
同時に上り詰めた蘭が、新一にしがみ付きながらビクビクと痙攣したように身を震わせた。

暫く2人とも動かずに、余韻を楽しんでいたが。
新一が蘭の中から出ると、蘭はブルリと身を震わせた。


「もう・・・!まだ日も高いのに・・・帰って来たらすぐ、こんな・・・」
「続きは、帰ってからって言っただろ?」
「そりゃ、そうだけど・・・スケベ」
「蘭に対してだけ、な」
「・・・ホント?」
「ああ。蘭と出会ってから、一気に好色になっちまったぜ」
「でも、私もそうかも・・・」
「蘭?今何て?」
「あ!何もないわよ、何にも!」
「何だか嬉しい言葉を聞いたような気がすんだけど」
「気のせいよ、気のせい!」
「ま、そういう事にしておこうか」
「本当に、気のせいなんだってば!」
「わーった、わーった」

新一が楽しそうな顔をしているので、きっと誤魔化せなかったに違いないと思って、蘭は少しばかり悔しかった。

「毎晩、蘭を抱いてんだけどよ。流石に、最初のあの数日のように、何もかも忘れて、セックス三昧という訳にはいかねえよな・・・」
「あ、当たり前でしょ。何考えてんのよ、ばかっ!」
「なあ、蘭。新婚旅行、行かねえか?」
「・・・え?」
「もうすぐ、結婚式だけどよ。その後、時間を作って」
「・・・新婚旅行は、もう終わったじゃない」
「あれが、新婚旅行だって言うのか?」
「だって。そうでしょ。そうだって意図してた訳じゃなくても、あの日々が、私達の新婚旅行、でしょ?」
「確かに、そうだけどよ・・・はあ・・・子供が出来る前にって思ったけど、やっぱ駄目か?」
「だから。旅行に行くんでしょ?」
「へ?」
「新一の夏休みが終わる前に、夫婦水入らずで、旅行に行こうよ、ね?」
「つまり、新婚旅行はもう終わったけど、新婚旅行じゃない、夫婦の旅行をしたいと?」
「うん」
「了解。何とか、都合をつけよう」
「嬉しい!」

あの一週間は特別な日々だったのかも知れないけれど。
結局、この2人の甘い日々は、この先もずっと続くのである。



   ☆☆☆



結婚式は、2人とも無神論者なのだけれど、ホテルの式場で、キリスト教式で行われた。

式が滞りなく終わり、披露宴に移ろうかという時、事件が起こった。


「隣の結婚披露宴会場で、花婿が・・・!」

それを聞いて、知らん振りが出来る新一ではない。
そして、今日の花嫁である蘭も、「探偵の相棒」としての自覚が十二分にあった。

「新一、行くわよ!」
「ああ!」

むしろ蘭が先導するような形で、披露宴会場を飛び出した。


「工藤の結婚披露宴がただで済む筈ない思うとったけど、案の定やな」
「平次!何嬉しそうな顔してんねん、探偵として飛んでいくのは構へんけど、事件が起こって喜ぶんは、不謹慎やで!」

招待客の中には、「西の学生探偵」と称される服部平次も居て、新一の後に続いて会場を飛び出す。
その後姿に怒鳴っているのは、平次の幼馴染兼恋人の、遠山和葉である。
そして、今日の招待客の中には捜査1課の面々も多く、必然的に非番である彼らも、現場に飛んで行く事になる。


「今日は、工藤君達の結婚披露宴に出席出来ないと思ってたけど、別の形で会う事になったわね」

高木美和子刑事が、半ば溜息をつきながらそう言った。



   ☆☆☆



「だから、あの小僧に蘭をよこすのは、嫌だったんだ」

取り残された花嫁の父親が、憮然としてそう言った。
英理が、呆れたように夫を見た。

「あら。そんな事、言ってなかったじゃない。それに、蘭の方が先に駆け出して行ったようだったけど?」
「ふん!」
「小父様。まあまあ、一杯飲んで落ち着いて」

そう言って小五郎にビールを注いだのは、蘭の親友である鈴木園子である。

「私も蘭とは付き合い長いけど。蘭が、あんなに愛しそうに男の人を見るの、初めてだもん。他の人じゃ、絶対あんな幸せそうな笑顔、見られませんでしたよ」
「・・・だから、気に食わねえんだよ!」

小五郎はやけになったようにビールをあおった。
小五郎の不機嫌さは、花嫁の父親の感傷である事に気づいて、園子は肩をすくめた。


「毛利さん。まさか我々がこのような形で親戚になろうとは、夢にも思いませんでしたね。はっはっは」

そう言って、小五郎の空になったグラスにビールを注ぎ足したのは、花婿の父親である。

「や、これは、工藤さん。・・・あなたは、現場に行かなくて良いんですかい?」

小五郎は、ビールを受けながら、優作に問うた。
優作は、世界的な推理小説作家であるが、同時に新一を凌ぐ優れた探偵なのである。

「いやいやいや、ここは若いもんに花を持たせましょう。新一だけでなく平次君もいる事だし、捜査1課の面々も居るし。この程度で我々の助力を求めるようでは、話になりますまい」

そう言って優作は穏やかに微笑んだ。
小五郎は苦笑すると、優作のグラスにビールを注ぎ返した。

2人はグラスを合わせ、一気に飲み干した。


花婿花嫁の父親同士が、グラスを重ねている間、母親同士も旧交を温めていた。

「英理、これからも宜しくね」
「こちらこそ。まあ・・・蘭には、堅気の男性と結婚して欲しかったけど、何しろ父親があれだからねえ」
「ほっほっほ。新ちゃんが堅気じゃないなんて、言ってくれるじゃないの!でも、蘭ちゃんが新ちゃんのお嫁さんになってくれるのはとても嬉しいのよ。母親に似ず、優しくていい子だものねえ」

仲が良いのか悪いのか、なかなかに不穏当な会話を、楽しそうに続けている2人なのであった。
園子は、呆れたようにその様子を見やりながら。
今日初めて会った、大阪の同じ年頃の女性・遠山和葉と、何故かウマが合ってお喋りに興じていた。


ほどなく、今日の主役2人は、お供を引き連れて意気揚々と引き上げてくるだろう。
そして、改めて祝いの宴が開かれる事だろう。




 Fin.

+++++++++++++++++++++++

<後書き>

エピローグ、なかなか筆が乗らなかったのですが、書き始めると一気に進みました。
しかし・・・何だか、当初の予定と随分ずれてしまったような(汗)。

多分、この後、夫婦水入らずの旅行も、何事もなく終わるという事は、ありますまい。

で、オリジナル2人の顛末をすっかり忘れていた事に気付いたのですが、ちょっとこの流れの中には入れられず。
どうしよっかなあ?もし、リクエストがあれば、番外という形で書いても良いけど、読みたいって人、果たして居ますかね?

戻る時はブラウザの「戻る」で。