夜を一緒に
By東海帝皇
とある土曜日の夕方の工藤邸……。
「♪〜〜〜」
陽気に鼻歌を歌いながら夕食の準備に勤しむ蘭。
今日はたまたま小五郎が留守という事で、工藤邸に新一の夕食を作りに来ていた。
で、この館の主の新一は、例の如く警視庁の応援に出向いていた。
ピンポ〜ン♪
「あら、帰って来たみたいね。」
食事を作る手を休め、玄関へと向かう蘭。
「ただいま〜〜〜。」
「あら、おかえり、新い…ななっ、ちょ、ちょっと!!?」
玄関にて蘭の出迎えを受けるや否や、彼女に抱きつく新一。
「あ、あんたいきなりこんなトコで……んんっっ!?」
蘭はいきなり新一にディープキスをされて、思わず面食らってしまう。
「ん……んふ……。」
新一の絶妙な舌使いの前に、蘭は体中から力が抜けていくのを感じた。
が、そこで新一は唇を離す。
「ふー、ご馳走様。」
「ななな何がご馳走様よ!」
顔を真っ赤にしながら抗議する蘭。
それに対して、
「だってオメーからたっぷりと愛のエネルギーをチャージしてもらったからな。」
と軽く往なす新一。
「チャ、チャージってあのね……。」
呆れる蘭。
「まあ、それはそれとして、今日は色々と疲れた上に腹まで減っちまってさあ。」
「あっ、そうだったわね。じゃあ早速夕ご飯作るから、それまでの間に着替えて来てね。」
「おう、サンキュー。」
と蘭はキッチンへ、新一は自室へと向かっていった。
☆☆☆
「あー、ホントにオメーの手料理はうめーなあ。」
食事を終えて後片付けをした新一は、改めて蘭の手料理を褒め称えた。
「うふっ、ありがと♪」
新一に自分の料理を褒められて、ご機嫌の蘭。
「そう言えば新一。」
「ん、何だ?」
「今日は色々と疲れたとか言ってたけど、そんなに大変だったの?」
「ああ。今日は事件を4件ぐらい解決しに回ってたから、推理自体は何とも無くても、さすがに身体がきつくてな。」
「ホント、大変だったのね。」
「まあな。」
「じゃあ今日はもうそろそろお休みした方がいいんじゃない。」
「そうだな。けどその前に……。」
「えっ……あっ、ちょ、ちょっと!?」
蘭は不意に新一にお姫様抱っこをされて、慌てふためく。
「オメーとワンラウンドこなさねーとな。」
「なななな何がワンラウンドよっ!アンタ疲れてへろへろじゃなかったの!!?」
「ああそうだよ。けど、これ用の体力はどうやら普段使う体力とは別物だって事に最近気がついてよ。」
「べ、別物ってアンタね……。」
「さささ、おしゃべりはそこまでにして、早速参りましょうか、お姫様♪」
「こここここらあ新一ーーーっっっ。」
蘭の抗議もなんのその、新一は彼女を抱えながら軽い足取りで自室へと向かった。
☆☆☆
「はい、お待たせ。」
自室に着いた新一は、抱きかかえていた蘭を静かに下ろす。
「もう、新一ったらいきなり……あっ!」
蘭が新一の方を振り向くや、新一は正面から蘭の胸を持ち上げるように揉みだした。
「あ……ああ……。」
突然の快感に身を震わしだす蘭。
「相変わらずでっけえなあ、オメーの胸。しかも感度も良好で。」
「ああっっ!!」
蘭は新一に服の上から突起を弄られて、思わず声を上げる。
「オマケにもうこんなに勃ってる。」
新一は布越しに蘭の突起を指で撫で回す。
「はあ、はあ、ああ……。」
それにつられて蘭の息遣いが少し激しくなる。
それを受けて新一は、左手で蘭の胸をゆっくり撫でながら、右手で彼女の服を巧みに脱がしていく。
同時に、彼も自らの服を全て脱ぎ始めた。
「うわあ、相変わらずそそるねえ、オメーの下着姿。」
「も、もう新一ったら……。」
新一の手によって下着姿になった蘭は、恥ずかしさのあまり思わず顔を背けてしまう。
「でも……。」
新一は慣れた手つきで、蘭のフロントホックノンストラップブラを外した。
瞬間、ブラに押さえつけられていた蘭の大きな双丘がこぼれるように姿を現した。
「あっ……。」
「ナマで見るのも良いよな。」
「はあんっっ!!」
新一はその掌で、再び蘭の胸を揉み回す。
「あああああ……。」
「うーん、いいねえ。オメーの胸はホント超特級品だぜ。」
「そ、そんな事……やあんっっ!!」
新一は不意に堅く尖った蘭の突起を指で捏ねくりだす。
「あ……やああああ……。」
新一からの刺激に蘭の身体がますます震えだす。
「こっちの感度も抜群のようで。」
更に新一は舌を使って蘭の突起を攻め立てる。
「あああ……し、新一……。」
「ん、何だ?」
「わ、私もう……。」
「おやおや、こんな事をされた位でイッちゃうのかい?」
「だ、だって……。」
「よしよし。じゃあリクエストにお答えして。」
「えっ、リ、リクエストって……あああっっっ!!」
蘭の両突起を弄る新一の指と舌の動きが急にスピードを増し、蘭のボルテージもそれにつられて急上昇し始めた。
「ああああ〜〜〜、わ、私……もう……あああ……。」
「ほら、イッちまえよ。」
「はああああああんんんっっっっっっ!!!!」
新一に突起を軽く捻られた蘭は、一気に絶頂に達した。
「……ハア、ハア、ハア……。」
「いやいや、ホント恐れいったなあ。オメーの感度がここまで上がってるなんて。」
「もう……、そんな風にしたのは新一じゃない……ハア……。」
「ハハハ、そうだったな。」
「でも……。」
蘭は徐に、新一の熱い部分に手を添えた。
「新一もこんなになって……。」
「まあ、無理もねーぜ。オメーの色香を受ければ、こーなるのも当たり前だしな。」
「もう……。」
と呆れつつも蘭は、新一の部分に添えた手をゆっくりと動かす。
「こらこら。」
「だって新一ばっかりズルいじゃない。」
「わかってるって。でもこれじゃちとワンパターンすぎるから、ここは平等にいこうじゃねーか。」
「平等?」
「そ。さささ、まずはベッドの上に。」
新一は蘭をベッドへと誘った。
「で、どうするの?」
とベッドに上った蘭は、先にベッドに仰向けに横たわった新一に尋ねる。
「これから二人で互いに大事な部分を舐め合うのさ。」
「互いに…………え゛ーーーーーーーーーっっっっ!!!!?」
新一が言った事を頭の中で想像した蘭は、堪らずに大声で絶叫する。
「嫌か?」
「だ、だって私、そーゆー事全然した事ないから……。」
「そりゃ俺だっておんなじさ。でもオメーが嫌だってゆーなら無理はしねーけどな。」
「……い、いいよ。私、やってみる……!」
と言うや蘭は、新一の上に逆方向に重なり、新一の部分を向きつつ、自分の部分を新一に向けた。
「……で、でも何だか恥ずかしい……。」
「まあ、ここまで来たら、やれるトコまでやろうぜ。」
「はああっっ!!」
蘭はいきなり新一に舐められて、思わず声を上げてしまう。
更に新一は、
「うーん、とっても肉感的な尻だなあ。」
「デ、デリカシーの無い事言わないでよ……ああっっ!!」
「いや、別に俺オメーの素晴らしい身体を褒めてんだけどよお。」
「だ、だからそんな直接的な言い方は……ああん♪」
「感度も最高だし。」
「あ……あああああ……。」
新一に舌で大事な部分を、手で腰を攻められて、快感に身を震わせる蘭。
(ああああ……こ、このまま新一に攻められっぱなしじゃ……私……。)
意を決した蘭は、目の前にそそり立つ大きな新一の部分にゆっくりと手を添えて、上下に動かし始めた。
「んっ……。」
蘭からの快感を感じた新一は、思わず蘭を攻める動きを止める。
「ハア、ハア……。」
段々と興奮してきた蘭は、舌で新一の部分をじっくりと舐めだす。
「くあっ!!」
蘭の舌使いの巧みさに、軽く身を震わす新一。
(く〜〜〜、中々やるじゃねーか、蘭の奴。ここは俺も……。)
新一は再び、蘭の大事な部分を舌で攻め始めた。
「んああっっっ!!」
新一の舌技に堪らず声を上げる蘭。
が、それにも構わずに彼女は新一の部分を手で扱きながら、先端を口でくわえ込んで、舌でじっくりと嘗め回した。
「んっ、んんん……。」
「ん……んん……。」
互いに逆方向に重なり合いながら、大事な部分を舐めあってきた二人に、絶頂が訪れようとしていた。
(し、新一……わ、私……もう……。)
(ら……蘭……。)
互いの絶頂を感じ取った二人は、一気にボルテージを上げて大事な部分を責め上げ、そして、
「ああああんんっっっ!!!」
「くあっっっ!!」
蘭は絶頂に達した瞬間に、銜えていた新一の逞しい部分を離し、そこから噴き出した白い液体を一瞬顔に浴びて、再びそれを銜え込んで、湧き出る液体を全て飲み干した。
新一は絶頂に達しつつも、蘭の花びらに口を添え、そこから湧き出した蜜を余す事無く飲み干していった。
「ハア、ハア、オメー結構すげーなあ、蘭。」
「もう、新一ったら……。」
恥ずかしそうに頬を染める蘭。
「でも私、よくあそこまで出来たものよね。私ってホントは超淫乱なのかしら。」
蘭はまだ頬を染めたまま、恥ずかしそうに言った。
「いやいや、そんな事はねーと思うぞ。」
「そう?」
「だって、そんな事が出来るの、俺に対してだけだよな?」
「あっ……当たり前じゃない!新一以外の男の人のあ、アレなんて見たくも触りたくもないしっ!私のを触られるなんて想像するだけで吐き気がするわっ!」
「なら、淫乱って事、ねーじゃないか」
「そ、そうかな……?」
「まあ、俺限定だったら、いくら淫乱でも構わないぜ?俺も、蘭限定のスケベだから、さ……。蘭相手だったら、ホラもうこんなに元気。」
そう言われて蘭はふと、新一の部分に目を落とした。
「アレだけいっぱい出たのに、新一のって回復力が早いのね。もうこんなになってる
わ。」
蘭は再び大きくそそり立つ新一の部分に触れた。
「おっと待った。ここから先は……。」
といいながら新一は、蘭の上にゆっくりと乗りかかった。
「いいか、蘭?」
「…………うん。」
蘭はそっと目を閉じ、新一を待ち受ける。
「じゃあ、行くぜ……んっ!」
「あっ、あああっっっ!!」
自身の中に新一の大きな部分が入ってきたのを感じた蘭は、思わず声を上げる。
「し、新一……。」
「それじゃ、始めるぞ。」
「ああっっ!!」
蘭の中に全て収めた新一は、徐に腰を動かし始めた。
「ああっ、ああっ、ああっ、し、新一っ、あああっっ!!」
「どうだ、蘭。気持ちいいか?」
「う、うん、すっ、すっごくいいのっ!!あ、ああっ!!!」
あまりの快感に、あられもない声を上げる蘭。
「あっ、もっ、もっと、もっと突き突きしてえ、アッ、アアンンッッ!!!」
「くう〜っ、これは最高だぜ、蘭!!」
新一も、蘭の腰の動きの気持ちよさに、更にボルテージが上がっていく。
「し、新一……わ、私……もう……あっ、ああんん!!」
「お、俺もだぜ……蘭……。」
二人は互いに絶頂が近くなっているのを感じ、更に腰の動きを早めていった。
そして、
「あっ……あっあっあっあっ……あああああああーーーーーーーーっっっっ!!!」
「つっ……ああっっ!!!」
蘭は絶頂の快感に激しく身を震わせ、新一もそれを受けて蘭の中に熱い思いを一気に迸らせた。
☆☆☆
「ハア、ハア、ハア……。」
止め処も無い強烈な快感で息も絶え絶えな蘭。
「おい、大丈夫か、蘭?」
心配そうに蘭を摩る新一。
「大丈夫よ、新一……。」
「いや、ホントすまねーな、蘭。オメーをヘロヘロにさせちまって……。」
「ううん、そんな事別にいいのよ。それよりもあなたにいっぱい気持ちよくさせてもらった事が凄く嬉しくて……。」
と満面の笑みで答える蘭。
(う゛っ……。く〜〜〜っ、可愛い事言ってくれるじゃねーか。)
新一も思わず心の中で感動する。
「それにしても新一、アンタ私と身体を重ねるごとに、何か段々凄くなってる様な気がするけど、気のせいかしら。」
「いーや、気のせいどころか、まんまそのとーりだぜ。正直ゆーと、俺もそんな風になっていくのがマジで信じられなくてな。もしかしたら、オメーの色香がそれを促進しているのかもな。」
「え゛っ、わ、私の何処にそんな色香があるのよ!?」
「もろ大有りじゃねーか。」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜。」
堪らず顔を真っ赤にする蘭。
「まあ、俺以外の男にはその色香を出すなよな。」
「ちょ、ちょっと何よそれ!?私がいつ色香を出したって言うのよ!?」
「今でもムンムン出しまくってるじゃねーか。」
「もう、しらない!!」
布団に潜り込んで抗議する蘭。
「……でも新一。」
かすかに顔を布団から出して、新一を見つめた。
「ん、何だ?」
「他の女の子の色香には迷わないでね。」
「こらこらこら。でも、安心しなって、蘭。自分でゆーのも何だけど、俺はオメー以外の女性の色香なんて、これっぽっちも感じた事はねーからよ。」
「……ホント?」
「ホントだって。何だったらもう一ラウンドこなすか?」
「な゛っ、バ、バカア!このスケベー!!」
「そう、スケベなの。オメー限定でな。」
「……ウフ、ウフフフフフ……。」
「ハハハハハ……。」
ベッドの上で笑いあう二人。
恋人達の夜はこうして更けていく。
FIN…….
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