Shadows of You



By えいも様



中森青子は高校三年の受験生だ。だが進路が決まっていなかった。青子の幼馴染の黒羽快斗はマジック志望でアメリカ留学行きが決まっていた

だから青子は不安だった。快斗と離れ離れになったら、二人は彦星と織姫のような関係になってしまう。



今日は7月7日、七夕なのだ。



「青子?」

いつものように仕事を終えた怪盗キッドこと黒羽快斗は青子の異変を感じていた。

「何、下を向いているんだよ?」

青子は顔を上げて、快斗は笑っていた。青子はそんな快斗の笑顔を見て…大泣きした。

「あ…、青子!?」

驚く快斗に抱きついた。



「不安だよ…」

ぼつりと言った。

「快斗が…、他の女の子を好きなって、青子のこと忘れてしまったらと思うと…。」

快斗はそんな青子を抱きしめ、

「バーロ…、オレがどんな気持ちで青子を思ってるのかわかんねーのか?」

と笑いながら話した。

「快斗…?」

青子は快斗を見上げた。

「オレが愛しているのは、時計台で出会ったただ一人の女の子だって…、中森青子なんだよ?」

青子は涙があふれていた。



「快斗!」

と青子は快斗に抱きつき、二人はキスを交わした。

天の川に見守られながら。



  ☆☆☆



快斗は部屋を暗くした。窓の外は天の川が流れていた。

怪盗キッドの衣類と青子の服は、ベッドの下の床に散らばっていた。

「青子…」

快斗は青子の耳元で囁き、熱い接吻を交わした。

「んん…!!んぁ…」

快斗は青子の口を解放した。

「かい…と…」

目を潤みながら、快斗を見上げた。

快斗は青子の首筋に顔をうめ、痕を残した。

「ん…」

青子はピクンと体をはねた。



快斗は青子の小ぶりだが形のいい胸に手を置き、揉み始めた

「あ…やだ…!!」

青子はいやいやと首を横に振った。
しかし嫌悪じゃなく、心地よい感触であった。

快斗はそんな青子の反応が嬉しくて、笑顔になった。

「何笑っているのよ?」

青子はそんな快斗に睨むが、快斗が青子の胸の項を口に含み、舌で愛撫しはじめたときは、甘い声をあげた。

「ああん!!か…かいと」

快斗の髪を掴みながら声を出した・



快斗は青子の足をひろげ、秘められた場所をみた。

「青子…、もう濡れている」

指でそこをなぞる。

「やだ…!!あまり見ないで!」

顔を両手で隠し、いやいやする青子だが、快斗は青子の泉を口に含んだ。



「ああ…!!やあああああああああん!!」

青子は甘い悲鳴を上げる。



「青子、いい?」

快斗の猛った自身を青子の中に入りはじめた。

青子はあまりの痛みに声をあげ、快斗の背中にしがみつく。
快斗は

「青子…!」

と少しでも青子が痛みを忘れられるように、唇を交わし舌を絡めた。



「快斗…」

青子は快斗の頬に手を当て、

「大好き…」

と言った。

「オレも…愛している…」

今日は七夕。
彦星と織姫のような関係にならないようにと祈りながら、二人はキスを交わした。



そして腰を動かした。
青子は痛みに耐え、苦痛の表情が浮かんでいたが、別の感覚が青子の中から湧き上がっていた。

「快斗!はあああん!!」

表情に快楽の色が出始め、快斗もそれを感じ取り、腰の動きは早くなっていく。

「青子…、青子!!う…くっ!!」
「かいと!かいと!ああ…はああああああああああんん!」

快斗の熱が青子の中に放つと同時に、青子も背中を反って、意識を失った。



快斗は青子の中から自身を引き抜いた。
青子の中からは赤いものが混じっていた。

腕の中で眠っている少女に笑いかけ、

「おやすみなさい。私の愛しい宝石」

と怪盗キッドはささやき、眠りに落ちた。

天の川だけが二人を見守っていた。




Fin.



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